事前に相談
身近な方が往生さ(亡くなら)れてしまうと悲しむ暇もなく枕経・通夜・葬儀(葬式)の段取りに追われていきます。あわてなくて済むように事前にお寺や葬儀社さんに相談しておくことをお勧めします。
しかし身近な方が急死された場合は事前の相談がかなわないことではないのでしょうか。西念寺の場合においての段取りをご紹介致します。僧侶の立場からの提案です。無理なく勤められますのでご一読いただければ幸いです。
枕経 通夜 葬儀の会場を決めて
西念寺の御門徒においてはまず会場(依処)をどこにするかをお決め下さい。
お寺でお勤めする場合はまずお寺にご連絡ください。お寺が受け入れが可能である事を確認してその後葬儀社さんにご連絡をいただきお寺へ搬送していだくようお願い致します。とくに葬儀社にあてがない場合は葬儀社の立石さんがお勧めです。☎(0800-919-8866)
西念寺用に寺葬プランを組んでいただいております。ご遺体のお迎え、火葬の手続き、霊柩車、通夜、葬儀にスタッフさんを2名づつ派遣いただき料金は180、000万円(税抜)です。(本来はいったんご自宅に搬送していただき、ご自宅で枕経をお勤めいたします。別途搬送料金が発生致します。)
お寺に搬送されたらすぐに枕経をお勤めさせていただきます。尚、午後11時から午前6時までのご連絡はご遠慮いただき葬儀社さんにご連絡ください。一旦ご遺体をご自宅に搬送していただき朝になってお寺へご連絡をいただくようお願い致します。すぐにご自宅に伺わせていただき枕経をお勤めさせて頂きます。その後日程の調整に入らせていただきます。
通夜 葬儀(葬式)の会場(依処)が決まったら
通夜、葬儀を葬儀社さんで勤められる場合は葬儀社さんに指示をいただいてください。
お寺の本堂で通夜・葬儀(葬式)を勤める時の流れを以下列挙致します。
通夜・葬儀(葬式)の受け付けについてくださる方を区長さんにや隣組と相談しながら決めてください。時間は通夜、葬儀が始まる3時間程前から3時間。
区長隣組にお参りいただくようにお願いをします。西念寺本堂にての通夜葬儀(葬式)のお勤めは家族親族までが一応の目安です。家族親族以外の方には通夜・葬式開始前の3時間の間にお参りいただきご焼香いただくようご案内ください。
例:午後7時半に通夜を勤める場合は午後4時~7時の間にお参りいただくよう案内。
午前11時半に葬儀(葬式)を勤める場合は午前8時~11時の間にお参りいただくよう案内。
隣組の規則等に従いながら受け付けの方のお礼とお弁当を段取りください。
もし火葬後に会食をなさる時は会場やお店の予約をしてください。喪家は精進料理です。お酒は飲まれてもかまいません。
個人的には、火葬場で皆さんでお話をされながら食事を取られている事、通夜・葬儀(葬式)でお疲れである事を考慮すると、火葬後は解散されて一か月半後の満中陰法要(四十九日法要)での御斎のご案内をお勧めいたします。火葬後の御斎の豪華な料理があまりみなさんから手を付けられず、席に着かれても早々に引き上げられていく姿をよく見る事です。
又火葬後に初七日はいたしません。往生なさった日から数えで7日目かその前後の日にお勤めいたします。初七日はご家族のみでもかまいません。遠方のご親族は満中陰にお参りいただくようご案内いたしましょう。
枕経、通夜、葬儀(葬式)のお布施、院号法名のお礼(相続講)は後日でかまいません。落ち着かれてお寺へお礼参りに来られてください。
本ブログでは皆さんのご先祖が代々お参りしてきたお寺の本堂での葬儀(葬式)をお勧めしています。
御門徒、檀家とお寺双方で仏事をお護りしていきましょう。
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