公金の収支、余剰金について
田川仏教連合会の総会が開催されました
令和2年7月17日田川仏教連合会の総会が会長の常立寺様を依処にして開催されました。全宗派51ヶ寺からなる会であります。私は前々期は会計、前期は監査そして今期から又会計をさせていただく事になりました。その中で前々から気になっていた事を質問させていただいた事でした。
収支を黒字にしなければならないというこだわり
前々期初めて会計を任された時に一期3年間、毎年講演会を行いかなり赤字を出していた事が気になっていました。しかし定期貯金で100万円程予備費があり、定期を解約すればしばらくは運営には支障はない状態です。
そこで今期会計をあずかる身として総会の席で「収入に対して支出が上まわらないようにすべきでしょうか」(必ず赤字にならないようにしないといけないか)と自省も込めた形で質問をさせていただきました。
するともと香春役場に勤めておられた住職さんから次のような指摘を受けた事です。「役場に勤めている間、婦人会や壮年会、子ども会とさまざまな会のお手伝いをさせていただいてきた。しかしその中で執行部の方々が妙な考えに囚われている事がよくあった。それは前任者が残してくれている余乗金に手を付けずに寧ろ余乗金を増やして次期の執行部へ手渡さないといけないという思い込みです。確かに余乗金があれば安心で健全な運営ができているような気になるかもしれません。しかし余乗金には絶対に手を付けてはならないという考えに囚われているならば、その余剰金は死んでいるのと同じです。よって執行部がどうしても必要な支出と決断し、なおかつ全会員から指示を受けれるような支出であるならば、収入を超える支出を認めるべきではないでしょうか」というご指摘をいただきました。(お寺1ケ寺の会計の場合は伽藍の改修等の積み立ての役割を果たす事ができる為、この限りではないと考えられます。)
今回会計をおあずかりする3年間は新型コロナウイルスの影響で行事を行う事は厳しそうですが、とても大切にさせていただきたい視点をいただいた事でした。
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