お念仏の教え– category –
-
お念仏の教え
第四帖第九通疫癘の御文
現代語訳 近頃、たいそう多くの人が伝染病にかかって亡くなっております。しかしこれは伝染病によって亡くなるのではなく、生まれてきたものは必ず死んでゆく定めに従ったまでで驚くべきことではありません。しかし私達は伝染病によって亡くなったと妄想し... -
お念仏の教え
三毒五悪の貪欲
『大無量寿経』下巻の三毒五悪の貪欲を拝読 来月は御文に代わりご法事や葬儀で勤められる『大無量寿経』下巻の三毒五悪の貪欲に説かれている箇所の抜粋現代語訳をご一緒に拝読させていただきます。 貪欲 世の人は浅はかで心が卑しく急ぐ必要のない事を争い... -
お念仏の教え
第一帖目第十通の御文(後半)
現代語訳(抜粋) さて、当流の者はどのような心で阿弥陀如来をお頼み申し上げればよいのでしょうか。 お答えします。信心を得て弥陀を頼みとしようと思われるならば、まず人間は五十年百年のうちの楽しみである、後生こそが一大事なのだと思って、さまざ... -
お念仏の教え
第一帖目第七通弥生中半の御文
現代語訳(抜粋) 何のはからいもなく、我が身は十悪五逆の浅ましい身であると深く実感し悲しみ、阿弥陀如来はそのような浅はかな身である私こそを救い取ってくださると心得て、その上で阿弥陀如来におすがりしたならば、かたじけなくも阿弥陀如来は救い取... -
お念仏の教え
第一帖目第六通睡眠の御文
現代語訳(抜粋) この頃は強い睡魔におそわれて眠いのはどうしたことかと考えてみますと、往生を遂げる命終が近づいてきたからであると思われます。大変あじけなく、名残惜しく思います。そうではありますが今日まで往生の時が今にも来るだろうと気を許す... -
お念仏の教え
第一帖目第五通 参詣施物の心中
現代語訳(抜粋) 第五通 参詣施物の心中 今年はたくさんの方々が吉崎の本山に参詣し施物を寄進して下さっておられますが、どのような心でなさっているのでしょうか。 当流の趣旨では浄土に往生できるのは、他力の信心を得るから往生できると教えられると... -
お念仏の教え
第一帖目第三通 狩猟の御文
念仏者の心の趣 当流親鸞聖人の教えは、自分の心に悪い思いが起こる事を止めたり、様々な執着を起こさないようにしようとするものではありません。私達凡夫は縁に従う存在であります。怒らないでおこうと思っていても縁に触れれば怒りの思いが湧き起こって... -
お念仏の教え
第一帖目第二通 出家発心の御文
現代語訳(抜粋) 阿弥陀如来に救われる人とは 当流親鸞聖人の教えは、必ずしも出家をして僧侶になり戒律を保たなければならない教えではありません。また家庭を捨て欲を捨てなければならない教えでもありません。「人に勝ったか負けたか、得か損か、幸せ... -
お念仏の教え
第一帖第一通 門徒弟子の御文
現代語訳(抜粋) 亡き親鸞聖人は、「親鸞は弟子一人として持っておりません」(『歎異抄』)と仰せられました。「なぜなら、阿弥陀如来の教えを人々に説いて聞かせるときは、ただ阿弥陀如来の代役を務めているに過ぎません。決して親鸞は自分が新しく考案...

