講師 青木 玲師 (大谷短期大学准教授)
世間は虚仮なり ただ仏のみこれ真なり
アメリカとイランの対立が激化してから三カ月余りが経ちました。ようやく合意に向かうかと思えば新たな衝突が起こり、敵と思われていた者同士が歩み寄り、味方と思われていた者同士が対立する。その移り変わりの激しさに、私たちは何が起こっているのか理解することさえ難しく感じます。
さらに報道に目を向けますと、あるメディアはアメリカの非道を強く取り上げ、またあるメディアはイランの非道を強く伝えています。それぞれが事実を伝えているのでしょうが、私たち庶民にとっては、何が真実で何が正しいのかを見分けることがますます難しくなっています。
しかし、それは国際情勢に限ったことではないのではないのでしょうか。私たちの日常でも、自分の立場から見れば相手が悪く見え、相手の立場から見れば自分が悪く見えることがあります。それぞれが自分に都合のよい事実を見つめ、自分の見たい世界を作り上げてしまうのです。
掲げた法語を詠まれた聖徳太子は、先述した私たちの姿を「迷い」と呼び掛けてくれております。自分のものの見方が絶対に正しいと思い込み、そこに執着してしまう。そんな迷いを超え出ようとする同じ命『無量寿』を生きていること確認させていただきたいと思います。
右記の如くお盆法要と皆作法要をお勤め致します。ご家族揃ってお誘い合わせの上ご参集いただきますようご案内申し上げます。
また教区・組・お寺は七月より新年度に移行します。ご法話の後、総会を開きますのでとくに世話人の方々はご出席いただきますようお願い致します。
※帰りの車の都合が付かない方はご遠慮なくお申し出ください。


